Where might is master, justice is servant.
英語の諺で"Where might is master, justice is servant."がある。もともとはドイツの諺らしい。日本語訳は「無理が通るれば道理引っこむ」だそうだ。でもこの訳は何かしっくりこない。justiceに格別な思い入れがあるせいかも知れない。"EQUAL JUSTICE UNDER LAW" とアメリカ連邦最高裁判所の壁面に書かれている文字Justiceとは、大きな隔たりがあるような気がする。justiceがservantとなるのは、might is master --> tyrannyではないか。「道理が引っ込む」というのは、やはり違和感がある。
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コメント
自己レスです。正確な訳は、「力が主人であるところでは、正義は下僕である」であり、敢えて日本語の諺に該当するものを挙げるとすれば、「無理が通れば道理引っ込む」となるということでしょう。こちらの訳は"When illogic comes, reason goes"だそうです。
投稿: 伊藤博文 | 2006/01/01 19:44